ソーシャルトレード(≒コピトレ)は初心者投資家にとって最も取り組みやすい運用サービスであるにもかかわらず、なぜ国内でそれらが普及していかないのか…
- 一般的なコピートレード/ミラートレード/ソーシャルトレード/フォロートレード/自動売買がワークしない理由
- 海外業者のコピトレ、PAMM、MAMをおすすめできない理由
- 金融庁がコピートレード(ソーシャルトレード/自動売買等)を規制する理由
- これらを 解決したコピートレード(フォロートレード)
一般的なコピートレード/ミラートレード/ソーシャルトレード/フォロートレード/自動売買がワークしない理由
トレード口座からシグナル受信口座へのコピーが遅れる
・コピートレードを行うためには、専用ソフト等を用いてトレード元口座からシグナル配信する口座にトレード情報を送信する必要があります。
・この際、それらが仮に同一サーバー内に存在していたとしても、トレードの遅延(ディレイ+レイテンシー)が必ず発生してしまいます。
シグナル受信口座から運用口座へのコピーが遅れる
・シグナル配信する口座と運用口座は、VPSも使用業者も異なる場合が一般的であり、同じサーバー内には存在しないため、そこでさらに大きなトレードによる遅延が加わります。
・例えば、前記遅延やスリッページにより、1トレード毎に平均 0.5 pipsコピー口座に不利な方向にズレたとします。
・その場合、例えば1ヶ月に100回のトレードでトータル200pipsの利益を上げているトレード元口座との差は、50pipsとなります。トレーダーが損失を出したときも、この差は蓄積されます。
高額な助言報酬とワイドなスプレッド
・通常のコピートレードサービスでは、トレーダーへの報酬(助言報酬)がトレード毎に徴収されます。
・それはもともとワイドに設定されたスプレッドに加算されるため、長期に渡り右肩上がりの収益曲線を描けるトレーダーは皆無です。
収益を期待できるトレーダーを選ぶことが困難
・多くの専業トレーダーが在籍していることを売りにするコピトレサービスがありますが、そもそも成績を分析できる客が少ない上、リアルタイム成績の公開もないものがほとんどです。
・公平性を欠いたこの状態で、トレーダーを選択すること自体困難です。
海外業者のコピトレ、PAMM、MAMをおすすめできない理由
・海外業者においては、取引以前の大前提である元本保証(出金トラブル、未分別保管、信託保全なし等)が極めて不透明であることが、オススメできない最大の理由です。
・出金トラブルの報告については、枚挙に暇がありません。 参照:海外FX業者 出金トラブル
・海外FX業者では、未だに「経営に必要な資金」と「顧客からの預託金(=証拠金)」を別の口座で管理していない業者が多数存在するようです。
・最後に信託保全(顧客から預かった証拠金を信託銀行に信託することで、FX会社が破産、倒産という事態になっても、信託保全されている資産の範囲内で、信託管理人を通じて返還するというもの)ですが、各国ルールは違えど、日本のように全額信託保全を法的に約束させている国は稀です。
・信託保全がなければ、そのFX業者が倒産等により資金がショートした場合に、投資家に預託金が戻らないということです。
・上記金融当局による法的な拘束が、海外FX業者が日本では登録を取ることができず、闇営業するしかない大きな理由の一つです。
金融庁がコピートレード(ソーシャルトレード/自動売買等)を規制する理由
昔は、日本にもコピートレードの環境があった
・平成25年4月の金融商品取引法等改正によりコピートレードサービスを継続するためには「投資助言・代理業」の登録が必要となりました。
・理由は、コピートレードが投資家への助言に当たるからというものでした。
・自動売買ソフトの販売を行うことも同様に「投資助言・代理業」の登録が必要となりました。
当局は管理するFX業者を増やしたくない
・コピートレード利用者は、コピー元口座の安易な選択から、また上記システムに起因する理由から、その多くはクレーマーとなっていきました。
・当局はこれを受ける機関であり、規制強化の流れはある意味当然の流れでした。
暗躍する「無登録業者」の規制が追いつかない
・無登録業者(海外FX業者)の出金トラブルが多数報告されています。これは大きく分けて3つのケースに大別されます。1)禁止されているトレードを行った等を理由に、単に出金を停止したり、口座を凍結するケース。2)預託金が大きくなると出金を渋り出すケース。3)入金方法(クレジットカード)と口座増加分の出金方法(銀行送金)が異なることにより、マネーロンダリング禁止等の理由により、受取側銀行が拒否するケースです。これらが解決しない限り海外業者の使用は控えるべきです。海外業者が日本国内で金融ライセンスを取得しない、出来ない理由を考えれば簡単です。
・本社所在地と金融ライセンス取得国が異なる場合はご注意ください。例えば、所在地はタックスヘイブン(イギリス領ケイマン諸島、バージン諸島といったカリブ海の島国)かつ、容易にペーパーカンパニーの設立や維持が可能な国である場合は特に危険でしょう。代表者が中国人、所在地はセーシェル島(東アフリカ)、そして金融ライセンスはバヌアツ共和国(オセアニア)なんていう業者も存在するようです。
これらを 解決したコピートレード(フォロートレード)
・AMMAでは、トレード元口座とシグナル配信口座が同一VPS上にあります。
・また、シグナル配信口座と運用口座は、同一業者サーバー内であるため、この遅延がこれまでのものと比べ極めて小さくなります。言い換えれば、システム的な遅延による損失がほぼ無いことを意味しています。下に具体例を示します。
( ↓ 送信口座のトレード)
( ↓ コピー口座のトレード)
・AMMA専用口座は、AVAトレードの一般口座と同じ取引環境(=同一スプレッド)であり、AMMA顧客が不利となるようなマークアップ(=追加手数料)はございません。
・SP(シグナルプロバイダ)は、すでに国内金融ライセンスを持った投資顧問業者が選別した少数精鋭ですので、選択は容易です。FX業者は国内登録業者(全額信託保全を義務付けられている)であるため海外の無登録違法業者とは比較にならないほど安全です。
・SPの成績は、極めて詳しいレベルの分析を伴った形でリアルタイムで公開しております。
実は先日、友人が投資詐欺に騙されました… 〜ダマサれる人の特徴とサギ師の手口について〜
証券取引等監視委員会/Securities and Exchange Surveillance Commission 03-3506-6000
投資詐欺の実例
本ブログでは、老後資金の確保、安定運用や投資手法をテーマにしているのですが、 その前にその種となる大切な預貯金が詐欺の被害にあってしまっては元も子もありません。本記事では、サギの実例を挙げながらその原因や対策に関して解説してみようと思います。
リップルトレードジャパン
今大流行の仮想通貨(暗号通貨、架空通貨)には、非常に多くのサギ師たちが暗躍中です。皆さんには是非とも一般常識の眼を持って、くれぐれも気をつけて判断して頂きたいものです。
ここでとり挙げたニュースは、特に詐欺の多い Ripple(リップル)関連のものです。数年前からコレ関連は怪しい話ばかりでした。
とりあえず暗号通貨でまともなものはBitcoinくらいでしょうか?
Bitcoin関連の詐欺話は今のところ少ないみたいですから...
つなぎ融資の女王
記憶に新しいところから、「つなぎ融資の女王」こと山辺節子容疑者(62)の起こした違法巨額詐欺事件ですが、高利の約束を信じさせたやり口がなんというか狡猾でしたね。
もちろん信じた側も知識不足と強欲に負けた面は否めないとしても、こんな稚拙な詐欺話にコレだけのお金が集まるとは.只々驚きです。
まずいちばん重要なことを冒頭に書きますが、「お金を他人(ヒト)に預けないこと」
これに尽きますね。
では他人に預けずにどうやって運用するの?という質問が聞こえてきそうですが、その方法は本ブログで何度もお伝えしてゆきます。
ワインファンド業者「ヴァンネット」
破綻したワイン投資詐欺『ヴァンネット』に群がった著名人|やまもといちろうコラム - エキサイトニュース(1/6)
ワインファンド詐欺... 典型的なポンジ・スキームって言うやり方です。
これ有名どころでは 安愚楽牧場 っていうのがありました。
全部が全部最初から騙してやろうということで始めたとは思いませんが、そもそもなぜワインの値上がり益のような流行や季節要因といった不安定要素の大きなものをファンド化しようとう発想に至ったのか?資産運用のための投資対称には向かないとおもいます。
騙される側(≒投資家もどき)にも問題があります。
自分で探して見つけたものではなく、向こうから声が掛かる投資案件に良い物はありません。
これは投資案件に限らないことは、長く生きていらっしゃる方なら激しく同意いただけるのではないでしょうか。
金融リテラシーを身に付けろ!と言う前に、常識を身に付けて欲しいものです。
株FestA
無登録で金融商品取引業等を行う者について(株式会社ネオクライム)
関東財務局 いつもの 無機質な文言で 処分を伝える ...
「金商業者なのかどうか」は調べる必要があります。
我々もそうですが、財務局に登録し業を営むために、厳しい金商法を徹底して守る必要があります。
今ではコンプライアンス(法令遵守)も厳しく指導されており、これは非常に大変な作業になります。従って、金商無登録業者のやることなど全く信用しません。
また、この配信ですが、個別銘柄を、、、 無料配信、、、 っていう時点で、仕手を疑うべきです。いろいろBADコメントも、ググればすぐに多数見つかりますしね。
①金商登録を確認 → 免許・許可・登録等を受けている業者一覧
excelシートをダウンロード → 検索
②住所で検索 → すると、、、やっぱりレンタルオフィス
③代表者の過去 → 「小松早苗」同名多すぎて過去犯罪歴不明
④ページのテイスト → この業者はギリセーフ(笑)
⑤煽り 甘い釣り文句が並んでたら注意! 「絶対儲かる」「知識ゼロでも大丈夫」等々 金商業者では禁句の文言が並んでいる場合が多い 規制がないから
⑥社名+詐欺 で検索 → 信ぴょう性の高いコメントも参照
何れにしても、こんな無責任な立場の人間から受け取る配信を、真に受けて取引するというのは、自殺行為です。
「儲け話が向こうから来ることはない」 「自分にとって良いお話は自分で探しに行かんと手に入らないということですね。
無登録バイナリーオプション業者
こちらの業者が 日本で無登録であると指摘しました。
無登録で金融商品取引業等を行う者について 〜関東財務局参照〜 http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000550.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000549.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000551.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000552.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000553.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000554.html http://kantou.mof.go.jp/rizai/pagekthp032000555.html
例によって、タックスヘイブンを含むこれらの国が所在地とのこと。
英国、マーシャル諸島、BVI、ルーマニア、ニュージーランドなどイギリスは置いていても、もう国名だけで怪しいかどうかわかります。
日本では無規制 同局は、警告内で使用された情報は勧誘資料から得られたもので不正確である可能性があるとすると同時に、これらの業者が実際に日本で必要な許可を持っていなかったことを指摘した。また、投資家は、企業が登録済みで国に規制されているかどうかを金融庁のウェブサイトで確認することができる。 これらの企業が無許可で国内でサービスを提供することは違法で、その顧客は、日本で適切にライセンスを取得して規制されている企業では与えられている保護を与えてられていないため、関東財務局からのこのような警告は、クライアントに助言警告をサポートしている地元の監督規則を引用している。 加えて、これらの企業は他の管轄でも規制を受ける可能性がある。例えば、企業は、国内で事業を行うためには金融庁の許可を取得する必要がある。(出典:フォレクスマグネイトから引用)
まあいくら警告しても、本邦投資家は美味しいカモと思われてるので...撤退はしないでしょう。
オール・イン
オールイン Allin FX詐欺事件 ビクトリーランFX 無登録FX被害総額100億円
結局337億円集めた巨額詐欺事件なのに、幹部は不起訴というお粗末な結果。 ちなみに同様の詐欺事件「アライド」はこちら
騙される方が悪いって言いますが、もう少し罰則を厳しくしてほしいものです、、、
この手の投資詐欺に騙されないために ・特定商取引に基づく表示」や「利用規約」などの記述がない ・利用料金が不明確 ・金融登録業者か確認 ・金融ADR の有無 ・住所から → Googleストリートビュー ・経営者名から → 過去の悪さ 関財 金融庁ページ検索 ・会社名 → 法務局にて謄本取得 ・各財務局へ 存在の有無等を問い合わせ ・消費者センターへ相談
「楽しても儲けたい」っていう心を自制したら終いですけどね
レセプト債詐欺
レセプト債とは、病院・診療所等が診療報酬を受け取る権利(診療報酬請求債権)を元利金の支払原資とする証券化商品です。この詐欺により中堅の証券会社が6社も揃って当局に処分されました。
なんでも投資商品になるということです。詳しくは上の記事をご参照下さい。
安愚楽牧場
有名なポンジ・スキームですね。詳細は下のリンクをご参照下さい。 注意点は特殊な投資先ということでしょうか...
適格機関投資家等特例業務
もう導入から2年弱になりますが、適格機関投資家等特例業務にについての法改正(追加届出の必要等)が行われたことにより、行政処分だけではなく、これほど多くの連絡が取れない業者が報告されています。
これまで如何に杜撰な運用をしていたのかということが容易に想像できますね。
預かって運用する等の勧誘には十分にご注意ください。繰り返しになりますが、預けることが最大のリスクです。
適格機関投資家等特例業務届出者に対する行政処分について(連絡が取れない業者):財務省関東財務局
FX BEST & キャピタルラボインターナショナル
この詐欺は雑でしたね。直接お話が来ましたが、もう詐欺話の中でも最低レベルの内容でした。
FX BEST (エフエックスベスト)http://my-fxbest.com/
代表の挨拶に代表者の表記なし。
キャピタルラボインターナショナルの住所は架空、代表者未記載と、突っ込みどころ満載。
にも関わらず、これに数十億円のお金が集まっていたとか、、、^_^;
このセミナー盗撮?動画は、もうテレビのドキュメンタリーのようで...https://drive.google.com/
MaximTrader (マキシムトレーダー)
MAXIM TRADER(マキシムトレーダー)は中国系のマルチ型のポンジースキーム。
投資系のマルチ商法は国内ではすべて違法であり、要注意です。
自身の儲けに目がくらみ、意識なく大事な友人、知人を巻き込む加害者になってしまいます。
詐欺確定ではないので、下に関連リンクを貼ります。
クエストキャピタルマネージメント
ファンド名目で詐取容疑 投資会社社長を逮捕 計113億円集める。
クエストキャピタルマネージメント有限会社に対する検査結果について ... ↓
有名人も騙されてますね。 ↓
騙されないために 〜投資詐欺の見分け方を伝授〜
詐欺の見分け方
① 金商登録を確認 → 免許・許可・登録等を受けている業者一覧 excelシートをダウンロード → 検索
② 住所で検索
→ レンタルオフィス等は要注意
③ 代表者の過去
→ 過去犯罪歴調査
④ ページのテイスト
→ 誤字脱字、雑な作りのページ
⑤ 煽り文言
→ 甘い釣り文句が並んでたら注意!
金商業者では禁句の「絶対儲かる」「知識ゼロでも大丈夫」等々甘い釣り文句が並んでたら注意!
⑥社名+詐欺 で検索
→ 信ぴょう性の高いコメントも参照
投資詐欺に騙されないために
・特定商取引に基づく表示」や「利用規約」などの記述がない
・利用料金が不明確
・金融登録業者か確認
・金融ADR の有無
・住所から → Googleストリートビュー
・経営者名から → 過去の悪さ 関財 金融庁ページ検索
・会社名 → 法務局にて謄本取得
・各財務局へ 存在の有無等を問い合わせ
・消費者センターへ相談
投資はギャンブルではありません。
お金をお金で殖やすには、時間がかかります。
「楽しても儲けよう」という心を自制できれば詐欺には引っかからないと思いますが、、、^_^;
投資詐欺業者の代表的な手口
証券取引等監視委員会
証券取引等監視委員会では、市場において不正が疑われる情報や、投資者保護上問題があると思われる情報を幅広く受け付け、各種調査・検査や日常的な市場監視を行う場合の有用な情報として活用しています。インターネット、電話、郵送、FAX等のいずれかの方法により、情報をお寄せください。
インターネット:情報提供窓口
直 通:0570-00-3581(一部のIP電話等からは03-3581-9909)
代 表:03-3506-6000(内線3091、3093)
金融庁 報道発表資料
本当は公開したくなかったんですが、FX(為替)投資で成功するためのチェックリストをまとめてみました…【本編】
- □ 身の丈にあったレバレッジ設定か?
- □ 自分なりのリスク管理術があるか?
- □ ファンダメンタル分析ができるか?
- □ テクニカル指標を使いこなせるか?
- □ 継続可能な売買ルールを持っているか?
- □ バックテスト・過去検証ができるか?
- □ トレードに必要な精神力は身についているか?
- □ 投資に必要なパートナーが身近にいるか?
□ 身の丈にあったレバレッジ設定か?
レバレッジとは
レバレッジとは「てこ」の意味で、「てこの原理」を思い出してもられれば分かりやすいと思いますが、少ない力で大きな物を動かすことを言います。
FXでいう「レバレッジ」とは、【少ない資金で多くの通貨の取引が可能】ということです。保証金と言われる金額をFX会社の取引口座におき、多額の取引ができるというものです。
例えば、100万円の保証金、「レバレッジ5倍」では、500万円までの取引が可能になるというものです。自分の持ち金以上の金額で取引ができ、その利益分を得ることになるので、ハイリターンではありますが、その分損失も大きくなるので気をつけなければなりません。
平成22年8月1日に施行金融商品取引業等に関する内閣府令により、現在日本のFX会社の口座では「レバレッジ25倍」まで行えます。以前は、特に規制もなく「レバレッジ400倍」という会社もありました。
レバレッジ効果
少ない金額で大きな金額の取引ができるということです。
取引する業者によりますが、10万円で1万ドルの運用を行う事もできます。
この時、1ドル=100円とするならば、100万円分の取引が10万円でできるということです。
外貨預金との大きな違いとして、FXは現物決済ではなく主として差金決済(差額分だけを調整)を目的として取引が行われます。
最終的に買ったものは売り戻し、売ったものは買い戻すという必ず取引を手仕舞うことによって成り立つ取引方法です。
よって差額分だけの決済であることから、預けた額に倍率(最大で約20倍程度の倍率)を掛けた取引が可能となり、資金効率の面から見ても優れた投資商品ということがいえます。
そして、このレバレッジをコントロールしうまくFXに取り組めば・・・
10万円を100万円に、100万円を1000万円にする事だって決して不可能ではありません。
「資産が10倍?本当に?」
そう思うかもしれません。しかし、投資の世界では、この「10倍」という数字自体はそんなにびっくりするようなものではありません。 ⇒ FXを学ぶ 〜エフマナ〜 > FXとは > 初心者用 > レバレッジ
最大レバと実効レバ
よく勘違いされているのが、「最大レバレッジと実効レバレッジの違い」です。
最大レバレッジとは、FX業者が提供するものです。その通貨ポジションを保有するために必要な最低証拠金とその通貨ポジションの比率のことです。例えば、1万ドルが100万円相当(=為替レートが100円/$)の時に必要な証拠金が4万円であるということです。
実効レバレッジとは、通貨ポジションとFX業者に入金した総額の比率のことです。例えば、1万ドルが100万円相当(=為替レートが100円/$)の時に余剰証拠金が100万円であれば、実行レバレッジは1倍(≒外貨預金)となります。
□ 自分なりのリスク管理術があるか?
リスク管理を無視すると
リスク管理を無視した無謀なトレードで、短期間のうちに数万円を億にしたというトレーダーは実在します。
派手な煽りでその手法を公開するのですが、その後そのトレーダーに訪れた悲惨な未来については何も語られません。
その利益を失った上に、遅すぎた納税による大きな借金を背負い没落したことを...
もし1年で元本を2倍(≒+6%/月)にできるEA(=トレーダー)が存在するとしたら...
10年で1000倍、その後たった10年足らずで10万倍となります。
これは 1億円が10兆円...その数年後にはこのEA以外すべてのトレーダーが破産するレベルにまで成長してしまいます。
聖杯の存在は否定しません。
一定期間という条件付きで、また銘柄、時間軸を限定するのであれば、それは確実に存在します。
しかしそれはいつか破綻します。過去最大のポジションを持ったときに...
聖杯を求めているうちは、結果が運に大きく左右されるギャンブルと同じです。投資はギャンブルであってはならないのです。
もしもその年に、一般常識からかけ離れた異常な利益を受け取ったのであれば、それは大きなリスクの裏返しとしてであることを知らなければなりません。
トレードスタイルにより
トレードスタイルにより「リスク管理の方法」は異なります。
・短期トレード:ルールによるコントロール
リスク管理に重点を置くこと
利益を伸ばすためには利食いを遅らせる。
逆にダメージを抑えたければ、いち早く損切りを行う。
コレができれるのであれば、もう相場からは好きなだけ取り放題ですネ。
しかしコレ、凡人には不可能です。
利食いは気持よく、損切りは苦しい… これが人間として当たり前の感情。
「お金を得た喜びよりも、失う苦痛の方が大きい」というこの理論。
言い換えれば、 恐怖>>>欲望 です。
ノーベル経済学賞を受賞したダニエルカーネマン (Daniel Kahneman)は、人間は「損をするように出来ている」と言います。 → 利小損大のメカニズム参照
必要な資金管理のルールを作る
投資は一攫千金の博打ではありません。15年後の小金持ちになるための投資です。
1年後に資産100倍?
確かに、可能性はゼロではありません。宝くじに当たる人がいるのと同じです。
FXは複利運用により、15年後の小金持ちを目指す投資です。
年間利益 25 %で運用。
100万円の原資なら、複利効果により、15年後には、2273 万円になります。
退職金くらいにはなるのではないでしょうか。
昔と比べて、今は、FXの環境が整いました。
しかし、ビギナーが独学で勉強し、裁量トレードで勝てるほど甘くはありません。
では、どうすれば良いでしょうか。
今は、昔で言う優秀なトレーダーを安価で雇うことができます。
その優秀なトレーダーとは、ロボットトレーダー(EA)です。
優秀な EA の目利きに要する労力は、優秀な裁量トレーダーになる労力と比較すると遥かに小さいものです。
優秀な目利き力の獲得により、優秀な裁量トレーダーと遜色ない成績を出せるようになります。優秀な EA を見つけ出し、15年後の小金持ちになっていただきたいと思います。
破産確率を計算
皆様お使いのEA、およびストラテジーの資金と稼働ロットの決定にお役立てください。
⇒ FXを学ぶ 〜エフマナ〜 > 自動売買 > EAの評価方法について > 破産確率を計算
□ ファンダメンタル分析ができるか?
政治や経済に対する知識が必要です。
簡単に こちら にまとめましたので、ご一読下さい。
毎日発表される経済指標カレンダーを下に掲載します。
□ テクニカル指標を使いこなせるか?
テクニカル分析
□ 継続可能な売買ルールを持っているか?
勝率100%の売買ルールなど作れない
重要なことはその売買ルールの持つパフォーマンスになるまでトレードを積み重ねることです。
それには、その売買ルールの真意を理解し、「理にかなっている」ことを自ら確認することが大切です。
でなければ、連敗しだした途端、迷いによりその有効な売買ルールが機能しなくなるからです。
仮に設定された損益比が1:1の場合、純粋に勝率のみが注目されますが、
資金を効率的に増やすためには、諸条件を差し引いても、この勝率を50%以上にすることと、もうひとつ、
ストップまでの距離により建玉をコントロールするような、資金管理のルールが必要です。
したがって、勝率のみで論じるもの自体、一定期間のパフォーマンスを獲得pipsのみで測ること自体問題で、このことは上記以外にも、利益がどの通貨なのかで大きく変動するからです。
つまり、多くのトレーダーが、あるいはその候補者が、有効な投資戦略のみで勝てると考えていることは、間違い(正確には半分正解?)なのです。
勝率は60%で十分。 あとはそのルールを信頼の置けるレベルまで自分のものにすることが大切なのだと考えています。
売買ルール考案の前提となる考え方
・為替レートはランダムウォークではない。
・為替マーケットには、様々な参加者が混在するために、非効率的であり、非合理的である。
・為替マーケットは、常に流動性があり、常に売買可能である。
・チャートにはファンダメンタルズ含め、全てが織り込まれる。
・しかし、織り込むにはある程度の時間を要するため、タイムラグが生じる。
・トレンド状態はある程度継続する。
・為替レート移動範囲は相場の背景的状況において確率的にある程度限定される。
・チャートフォーメーションやテクニカル指標で相場予測の確率は向上する。
・テクニカル指標を用いる場合、メジャーなもの、多くの人々が使っているものほどマーケットへの影響が大きいということを了承。
・損益比が等しいものであれば、勝率が51%を超えなくてはならない。
・そうでないものは、利益の期待値>損失のリスク を満たすこと。
トレード手法を選択するための指針
世の中には様々なFX投資教材やFX投資トレード手法が存在します。
為替相場の性質上、今後もそういった状況が続くことと想像します。
そこで必要となってくるのが、表題の指針であると考えます。
単純明快、突っ込みどころのない3つの項目ですが、意外と見落としがちなので、下に列記します。
・明確なルール、誰もが同じ判断を下せること
エントリー&イグジット(=利食い、損切り)のポイントに迷わない・上記に加え、資金管理(=マネー・マネージメント+ポートフォリオ・マネジメント)の方法が指示されていること
・売買ルールが、今後も不変であるような相場心理に基づいた確率的優位性を有しており、
完全自動売買でないこと
リンク
売買ルール例
stBBスクイーズの定義 、 stBB裁量部分(イグジット)のコツ 、 天底を掴みにくい 売買ルール 『maDX』 、 トレンドラインについての総合資料 、 ロブ・ブッカー『NYボックス』ご紹介 、
□ バックテスト・過去検証ができるか?
「一貫性は確率が機能して達成される」(出典:ゾーン — 相場心理学入門 )
ということらしい。
ひらたく言うと、つまり、ミクロレベルでみた投機行動のそれぞれには、確率的な優位性(集団的パターンを各種テクニカル分析ツールを使い発見すること)が必要であり、
マクロレベルで、その(恒常的な)可変要素が存在することを認めた上で、前記確率的優位性に信念を持って、十分な回数繰り返すこと。
まずテクニカル分析(相場心理学を含む)を使いこなせて、はじめて一回一回のトレードに勝利する確率を5%上昇させ、トレーダーとしてスタートラインにたてる。
そして次に来るのが、それらを信じて愚直に繰り返すこと。これがもっとも難しく、ここが相場に永く残れるか退場を余儀なくされるかの分かれ道となる
確率統計・数学的知識を有するか?
□ トレードに必要な精神力は身についているか?
相場心理学について理解しているか?
トレードに影響を及ぼす4つの心理的バイアス
トレーダーはマーケットにおいて自分以外のトレーダーに勝利するだけではなく、自身にも常に勝利し続けなければなりません。トレーダーの最大の敵は実は自分自身なのです。(元来人間は感情に左右されるもの)
トレーダーの多くは、完全に感情を排除するのが理想だと考えていますが、大きなリスクを許容することにより自動売買等システムにトレードを任せる以外、残念ながらそれは殆ど不可能なことです。
トレーダーとして勝ち続ける(=生き残る)ためには、感情をコントロールする術を学ぶ必要があります。それにはまずトレーダーとしての強みと弱みを認識し、自分自身の理解を深めることが最善策と考えます。
1) 過信 ⇒ http://w2c.seesaa.net/article/117320384.html
2) 固定観念 ⇒ http://w2c.seesaa.net/article/117705781.html
3) 確証 ⇒ http://w2c.seesaa.net/article/118084692.html
4) 損失嫌悪 ⇒ http://w2c.seesaa.net/article/119615704.html
□ 投資に必要なパートナーが身近にいるか?